最近ニュースでも話題になっている、学校でのタブレットの導入。
これまでと法令が変わったことで、今後は教科書がタブレット化されていくことは間違いありません。
教科書がタブレット化されるって本当?
2023年から、小中学校の全ての子ども達が、タブレットで勉強するようになります。
12月に決定された政府の経済対策には、2023年までに小中学校で全ての児童生徒が、1人1台の端末を持てる環境を実現することが盛り込まれました。
タブレットの費用はどうなるの?家に持ち帰ってもOKなの?
タブレット導入の疑問にまとめてお答えします!
まずは気になるところから読んでみましょう。
- 費用は親負担?学校負担?
- タブレットは持ち帰れるの?個人持ち?
- タブレット導入のメリットデメリット
- どんな風に授業で使っていくの?
- 既に導入されている学校での実感
- 実際にタブレット教材で先取りしてみた
- どうして授業でタブレットを使うの?
費用は親負担?学校負担?
費用はどうなるの?親が払うの?
義務教育中は基本的に無償です。
現在文部科学省で出されている法令改正の概要では、義務教育段階においては児童生徒に対して無償で給与されること。としています。
費用の負担は、各自治体の教育委員会の負担となります。
タブレットは紙の教材に比べて高額・・・。
有料化することで、経済的な学力格差ができてしまわないよう、文部科学省も注意を払っています。
実際に文部科学省から出されている概要はこちら。
【デジタル教科書に関する法令改正の概要】をチェック
1、各学校において使用しなければならないこと。
2、 文部科学大臣による検定を経る必要があること。
3、 義務教育段階においては児童生徒に対して無償で給与されること。
4、 国から教科書発行者に対して,発行の指示,定価の認可等が行われること。
5、 著作・編集等に当たって,著作権の権利制限が認められていること。
〇今般の学校教育法等の一部改正等においては,学習者用デジタル教科書を制度化するための規定が整備されたが,上記のような紙の教科書の位置付けに変更はなく,これまでどおり,紙の教科書は学校教育において重要な役割を果たしていく
(引用:学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン文部科学省)
【定価・価格による経済格差の懸念】をチェック
仮にデジタル教科書の価格が高く設定された場合、本来、デジタル教科書をはじめ、教育の情報化が児童生徒の学びの充実や教育格差の解消のために推進されてきたにもかかわらず、かえって経済的な格差が教育格差につながることも懸念される。
デジタル教科書は、その使用により教科書の使用義務の一部履行が認められるものの、使用の可否が教育委員会等の判断に委ねられているという意味においては、現在の補助教材と類似の位置付けも併せ有することとなることから、価格についても、それと同様に、地方自治体や保護者等に過度な負担を課すことのないよう、規格や機能の標準化等を通じて、可能な限り低廉に抑える工夫が必要である。
タブレットは持ち帰れるの?個人持ち?
タブレットの宿題ってあるの? 持ち帰りはOK?
主には学校での使用ですが、宿題で持ち帰ることもあるかも。
文部科学省のガイドラインでは、宿題や予習・復習にデジタル教科書が使われる場合についても明記されています。
【デジタル教科書の活用の在り方に関するガイドライン】をチェック
仮にデジタル教科書の価格が高く設定された場合、本来、デジタル教科書をはじめ、教育の情報化が児童生徒の学びの充実や教育格差の解消のために推進されてきたにもかかわらず、かえって経済的な格差が教育格差につながることも懸念される。
現状においては,学習者用デジタル教科書を使用するために必要な学習者用コンピュータについて,基本的には学校所有の教具として整備されたものを用いることが想定される。
学習者用デジタル教科書の使用に伴い,ネットワーク環境を活用することも考えられるが,その場合,学校や家庭におけるネットワーク環境の整備状況が適切か確認すること。
また,宿題や予習・復習等の家庭学習などにおける学習者用デジタル教科書の使用に当たっては,家庭におけるネットワーク環境が整備されていない児童生徒に配慮すること。
(引用:文部科学省 ガイドライン)
タブレット導入のメリットデメリット
タブレットを導入することで、得られるメリットはいっぱい!
タブレットが導入され、デジタル教科書になると、よりお子さん1人一人に寄り添った教育ができるようになります。
【メリット】
〇子ども達が自分の学習状況を把握し、勉強することができる
〇子ども一人一人の学習状況や習熟状況に合わせた指導ができる
〇画像や音声再生、アプリなどで学べるので分かりやすい
〇学習過程の振り返りがしやすい
〇より主体的に学ぶことが出来る
〇ネット環境の整っていない家庭への配慮がいる
〇不正アクセスなどへの対策や、ネット依存に対する教育が必要
個人情報の保護はぜひ安全に行ってほしいですね。
どんな風に授業で使っていくの?
(引用:デジタル教科書の制度化 )
タブレットでも、今まで学んできた紙の教科書と教科書内容は同じです。
授業ではこんな感じで使われていきます。
【4年生 算数の面積の求め方】
この図形の面積を求めてみましょう!
こうかなぁ? ここに線を引いて・・・。
タブレットで補助線を自由に描いて試行錯誤。
考察の過程を保存しておくこともできます。
(紙での作業がいい子には紙のプリントを配布)
それでは、隣のお友達と見せ合って、一緒に考えてみましょう。
僕はこうしてみたよ。
引き算でもできたよ。
これがみんなが考えてくれた答えです。
大型画面に子ども達の回答を映し出し、子ども達の考えを分類しながら答えを解説。
【実際にこの授業をした先生の声】
タブレット画面上に直接書き込みができるので、消すのも簡単。子ども達も存分に試行錯誤をすることが出来ます。
子ども達の書き込んだ画面が大型提示 装置に表示できるので、考えを共有するのにも便利。
色々な答えのある課題の時には、黒板も使って色々な答えを比較したり分類したりする必要 があります。デジタルと黒板それぞれの良さを有効に使うと効果的です。
今の段階では、授業中ずっとタブレットで学ぶということはありません。
主には紙教科書ですが、タブレットの特性が生きる場面で部分的に活用されていく、というイメージですね。
これまでの法令では、デジタル教科書を使う場合には、「各教科の授業時数の2分の1に満たない」という時間制限がありました。
2020年、12月にこれが撤廃!
今後は、この使用時間を制限する現行制度の見直しなどを含め、有識者会議で検討されていく予定です。
教科内容
デジタル教科書で学べる教科は、国語、算数、理科、社会にとらわれず、音楽、図工、保険体育、と多岐にわたっています。
(引用:東京書籍)
教科書会社で有名な東京書籍では、すでにほぼ全科目のデジタル教科書がそろっています。
実際に文部科学省で出されているデジタル教科書実践事例集でも、色々な教科での活用事例が紹介されています。
デジタル教科書実践事例集では、小学生4科目(国語・算数・理科・社会)、中学生4科目(国語・数学・英語・生物)が紹介されています。
機能内容
主なタブレット機能はこちら。
拡大機能
音声再生機能
アニメーション機能
参考資料機能
書き込み機能
作図・描画機能
文具機能
保存機能
正答比較機能
(引用:学習者用デジタル教科書・教材の開発)
学習過程を保存して振り返ったり、正解を画面に出して、自分の答えと比較できたり、とかなり便利な機能がそろっています。
既に導入されている学校での実感
すでにデジタル教科書が導入されている学校での、先生たちの反応もかなり上々!
デジタル教科書を使うことで、これまでの授業スタイルを変えなくても、より活発に授業に参加してもらえるようになりました。
紙の教科書にない機能があるのが効果的。
動画や音声等、紙の教科書にはない機能があり、子どもの集中力や学習意欲をさらに高めることができる。
令和2年から実施された新学習要領では、「主体的・対話的・深い学び」の習得が目的になっています。
デジタル教科書を使えば、子ども達がより主体的に、今までよりも深い知識を学んでいくことが出来そうですね!
実際にタブレット教材で先取りしてみた
今タブレット教材で、人気沸騰中!タブレット通信教材では圧倒的人気を誇る【スマイルゼミ】!
このスマイルゼミについて、運営会社のジャストシステムにズバリ!聞いてみました。
2023年からのタブレットの起用。ジャストシステムが学校教育で起用される可能性は?
可能性としてはありますね。
ジャストシステムは、学校で教師の方々の使われる教材サポートをしている会社です。すでに実際にタブレットを提供させていただいている学校もございますので、もし、そのような形となっても、すでに実例があるという意味では強いかと思います。
実は、ジャストシステムは、かなり古くから学校教育のIT教育面を支えてきた、学校にはなくてなならない存在の会社。
世界初のタブレット教育を開始。数々の賞を総なめにしている会社でもあります。
そこで、我が家でも、息子が年長さんになった時から、【スマイルゼミ】で先取り教育を始めてみました。
その結果・・・
毎日15分のタブレット学習で、驚くほどの効果が!
\実際の効果/
スマイルゼミ受講後6か月での変化 | |
文字 | ・簡単なひらがなが書ける ↓ ・ひらがな、カタカナが全て読み書きできる ・とめ、はね、はらいに 気を付けながら書ける |
数 | ・20までの数を数えられる ↓ ・100までの数が数えられる ・10までの数字の足し算引き算ができる |
お金 | ・全くわからない ↓ ・10円、100円なら、いくらか数えられる |
時計 | ・「長い針が5」など、針の指す数字までの理解 ↓ ・「長い針が7」は35分と分かる |
英語 | ・全くわからない ↓ ・50単語くらいまでは発音から意味が分かる |
何より驚くのは、親は全く手をかけなくても勉強できている、ということ・・・。
毎日3つの今日のミッションをクリアすると、ご褒美にカードやマイキャラのカスタマイズアイテムがもらえるので、毎日ゲーム感覚で進んで勉強してくれます。
さらに、音声や動画で説明してくれるので、親が一緒についていてあげなくても、1人で勉強することが出来ます。
始めた当初は簡単なひらがなを書くのがやっとだった息子は、カタカナとひらがな交じりの長文のお手紙をお友達に書くまでに成長しました。
文字の練習で「とめ」「はね」も採点されるので、毎日気にして書いているせいか、「字がきれいだね」と色々な人に褒められるのも、やってよかったメリットです。
スマイルゼミのタブレットは、小学生以降になると、子どもの苦手な問題などを自動解析し、それぞれのお子さんに合わせた問題を出題してくれます。
さらに、追加料金一切なしで、漢検ドリルや計算ドリルに挑戦できるのも魅力!
スマイルゼミ受講者の漢検合格率はなんと95.7%です。
スマイルタブレットは2週間のタブレット無料お試しをすることが出来ます。
気になる方はまずは無料で試してみるのがおすすめ。
うちもお試しで息子がタブレットに夢中になったのが受講のきっかけ!
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お家でやっておけば、学校とのギャップを感じずに自信を持って勉強できますね!
どうして授業でタブレットを使うの?
タブレット導入のために、平成31年4月から学習者用デジタル教科書を制度化する「学校教育法等の一部を改正する法律」等関係法令が施行されました。
こちらの2つが、タブレットを導入の目的!
【タブレット導入の目的】
「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善
特別な配慮を必要とする児童生徒等の学習上の困難低減
簡単に言うと、子ども達が、ただ授業を聞くだけでなく、主体的に問題に取り組めるようにしましょう。ということです。
また、今まで課題になっていた、特別な配慮を必要とする子ども達でも学びやすくしよう。というねらいから、タブレットが導入されることになりました。
タブレットの導入によって、子ども達が楽しく意欲的に勉強できるようになるといいですね。
【実際の法令内容】をチェック
1.学校教育法等の一部を改正する法律(平成30年法律第39号)
○ 紙の教科書の内容を文部科学大臣の定めるところにより記録した電磁的記録である教材 (学習者用デジタル教科書)がある場合には、文部科学大臣の定めるところにより、児童生 徒の教育の充実を図るため必要があると認められる教育課程の一部において、紙の教科書 に代えて学習者用デジタル教科書を使用できる。
○ 視覚障害、発達障害その他の文部科学大臣の定める事由により紙の教科書を使用して学 習することが困難な児童生徒の学習上の困難を低減させる必要がある場合には、文部科学 大臣の定めるところにより、教育課程の全部においても、紙の教科書に代えて学習者用デ ジタル教科書を使用できる。
(引用:学習者用デジタル教科書の制度化に関する法令の概要 )